出産レポート（２）
出産レポート（１）からの続きです。午前7時半
病院に到着。分娩室のある2階へ、階段で上がる余裕がありました。洋服から、産院の手術着？に着替えて、畳の上にゴロンと寝転がります。助産師さんが子宮口の開き具合をチェックすると「5、6センチ開いてきてるわよ〜」の声が聞こえて。
「え？ もうそんなに？？？ 」というのが正直な気持ち。
「初産の場合は4cm開くまでが長いらしい」って聞いていたので、いつの間にかソレを通り越していたみたいでビックリ。
そうこうしているあいだにも、次の陣痛が来ます。それが、さっきのよりも、ぜんぜん痛くて、うーうーと唸っていました。
浣腸をされて、しばらくトイレに籠ったのだけど、このあいだにも陣痛が２回ほどきて、トイレの中で「うー」「うー」と唸るわたし…。
畳の部屋に戻って、旦那ちゃんはテニスボールの使い方をレクチャーされて、陣痛のたび、ぐりぐり押してくれていました。あと、腰のあたりも指圧っぽいことをしてくれていた感じがします。これがなかったら、ぜったい無理だったと思う…。
陣痛で唸っていると、助産師さんから「ふーって細〜く声を出さないように息を吐いて〜」と言われるんだけど、うまくいかなくて「こ、声がでちゃいますー」と半泣き。
助産師さんと、旦那ちゃんに「だいじょうぶ、できてるよ〜」と励まされながら、
何回かの陣痛を乗り越えていました。旦那ちゃんの声に、何回励まされたか分かりません。
午前8時半
たぶん、ここらへんで旦那ちゃんに「いま何時？」と聞いたら「8時半くらいかな」と言われて、初産って半日かかるって言うし、この痛さが半日続くの？と思ったらなかば絶望的な気持ちに。世の母たちは、この痛みに本当に耐えられたのか？！なんて思ったりしていました（苦笑）助産師さんがチェックすると子宮口は7〜8cm開いていることが分かって、ここからバランスボールに乗っかる体勢に変更。
もう、さっきまでの格好か、この格好か、どっちが楽なのか分からないレベルで、とにかく「出そう」な感じが半端なかったです。
午前9時すぎ
じゃあ、分娩台に移動しましょう〜と言われて、旦那ちゃんに支えてもらいながら移動。分娩台にあがってから、これまで検診で見てくださった先生が3人も前を通過して「もうすぐだ、がんばって〜」と声をかけてもらいました。
ここから、「マタニティヨガのときの事を思い出して〜」と助産師さんにリードしてもらって、いきみます。（産院のマタニティヨガで講師をしてくださった方でした）
1、2回いきんだくらいで、別の助産師さんが「まだ早いんじゃない？○○さん（わたし）初産でしょ？」と声をかけていました。あとで知ったんですが、わたしのすぐ後に経産婦さんが産気づいていて、そちらのほうが早く分娩になるんではないか？ということだったみたいです。
でもここまで進んでますからこのまま行きましょう みたいな雰囲気に。
そして、「あたまが出てきたわよ〜、分かる〜？」と言われてから、何回かいきむんだけど、なかなかそこから赤ちゃんが出てきません。わたしはもう「恥骨が裂けそう！」って叫んでいました。（妊娠中、恥骨がどこにあるか分からなかったくらいなのに・笑）
なかなか進まない状況で、助産師さんが「切開しなきゃかな〜、先生呼んできて〜」と話しているのが聞こえました。会陰切開するのね〜(T_T)と思いきや、遠くからまさかの声が。
「先生、いませ〜ん」
ひーーーーーー。さっき3人も居たじゃない〜！先生、早く来てくださいー！この状況、どうにかしてくださいー！※先生方は帝王切開などの手術で手一杯だったらしいです。
この裂けそうな痛さがずっと続くのはもう無理〜と思って、更に更にいきみました。
午前9時33分
何回かいきんだあと、スルっとした感覚があって、やっとやっと産まれてきてくれました！病院に来て2時間。あっという間の出来事で何がなんだか分からない放心状態に。そして分娩台の周りは、わたしと、経産婦さんと、帝王切開の方、それぞれのスタッフが入り乱れてすごい人数でした。
カンガルーケアしてもらうまでに、少し時間がかかったんですが、その間、子宮に溜まった血を押し出して、裂けてしまった部分の縫合して、、、これがまた別の痛さで（涙）旦那ちゃんに「出産よりも声が出てたよ」と後で言われちゃいました（苦笑）
☆☆☆
やっと逢えた我が子は、ほんとうにほんとうにかわいくて「産まれてきてくれたね、ありがとう〜」と何回も言いました。母子ともに健康で大安産でした。
かろうじてクリアできたようです(^-^;;;
☆☆☆
つたないレポートですが、わたしの出産報告はここまでです。
長々と書き綴りましたが、ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました！
じつは、レポート（１）から（２）を書くまでに「マタニティブルー」に入って、実母に当たってしまったり、それで自己嫌悪に陥ったりで、精神的に大変でした（苦笑）
旦那ちゃんに話を聞いてもらったり、同じく新米ママさんに話を聞いてもらったりして、いまは当たってしまったことを後悔・反省しているものの、うじうじぐじぐじしていても仕方ないと割り切るようになりました。
まー、あんなに当たってしまう前に解消できてればよかったんだけど…お母さん、ほんとごめんなさい。。
なにがあっても我が子の成長が第一なので、心身ともに健康なお母ちゃんになって接するようにしています。泣いてばかりのママじゃ、赤ちゃんも不安になってしまいますもんね。
これからも、いろんなことがあると思うけど、
気楽に、気楽に！育児を頑張りたいと思います(^_^)v
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